ストレスの影響

わたしたちは日常さまざまなストレスに囲まれて生活しています。ストレスの影響は睡眠やお通じにどのように影響をあたえるのでしょうか? そのことをよく知っていったいなにができるのか、自分でできるストレスへの適切な対処を身に着けましょう。


ストレスとはなにか?


ストレスは正式には汎適用症候群と呼ばれます。慣れない出来事に適用しようとする身体の反応です。わたしたちの身の回りにはさまざまなストレスの要因(ストレッサー)があります。季節の移り変わり、生活環境の変化など、新しい出来事はかならずストレス反応を引き越します。病気、怪我、空腹、暑い・寒いなどさまざまな出来事もストレスの原因になります。

何がストレスになるかということは、人によって違います。とくに、わたしたち人類は群を作る生き物です。他人のまなざし、表情、言葉に高い感度を持っています。脳内にこれらに反応する広い領域が割り当てられており、他人との行き違いや見解の相違などがしばしばストレスの原因になるのです。

職場の人間関係、地域の人間関係、家族の人間関係も愛情が関わるだけにむずかしい問題に発展してしまうことがあります。心に生じた軋轢も、ストレス反応を引き起こします。このタイプのストレスは脳内の興奮として、相手がいないときにも残存します。それゆえにいっそう厄介なのです。


ストレス反応


ストレスがあると3段階の反応が起こります。

  • 交感神経が緊張し血圧・血流量が上昇し代謝が高まる(警告反応期)。
  • 脳下垂体・副腎皮質ホルモンの分泌のレベルが上昇する。血糖値が上昇し、免疫反応が寛容になる(抵抗期)。

本来は、この二段階をへてストレス反応は消失します。そして心身は自分のおかれた状況へ適応します。しかし、ストレスが長引くと、

  • 副腎が萎縮して身体の抵抗力が一気に低下します(疲憊期)。

これは適応に失敗したときです。

現実にはストレスのまったくない生活を送ることは不可能です。むしろ適度にストレスのある環境の方が、身体の積極的な活動を生み出して、健康によいとされています。

その意味では、ストレスを無くすることよりも、ストレスに耐える力(ストレス耐性)を高めることが大切です。このために、ストレスと身体の関係をよく知ることが大切です。


手技療法の立場から


手技療法をおこなっているとストレスの状態によってだれにでも起こる一般的な徴候があります。それは脊髄神経全般に生ずる緊張レベルの上昇です。

ストレスにともなって生ずる交感神経の緊張は、それぞれの脊椎から出てくる神経(脊髄神経)の緊張をもたらします。とくに交感神経の細胞体が分布する胸髄から上腰髄の側角の反応をよく意識しておくことが大切です。

体節の脊髄神経系

背骨が硬くなって変位(位置異状を来たして)していると、変位した背骨から分布する神経支配領域に血流の低下、痛みやしびれ、さまざまな身体の違和感が起こってきます。ストレスが生ずると、このような変位した背骨に関係する領域の反応がより一層強くなります。

たとえば腰の悪い人は腰痛がひどくなり、胃腸の調子が悪い人では、食欲が落ちたり吐き気や胸焼け、お通じの不調が出てきたり、目の疲労や頭痛、不整脈や呼吸の不調などが出てくることもあります。

脊髄神経反射のテクニックは、このような不調とストレス、背骨の関節運動の異状を関連付けて的確に調整する技術です。

 


 心身を整えるにあたって


身体を整えるためには、まずご自身の身体の状態を的確に捉えることが大切です。身体の発している症状、食生活などの不調、運動動作のアンバランス、脊椎骨の関節運動のアンバランスなどもチェックします。

これらの問題を改善することによって、睡眠の質が格段に改善してきます。睡眠時の呼吸がおだやかになったり、腰の痛みに悩まされたりやトイレに起きることも大きく減少します。身体が伸びやかな状態で心地よい疲労感に包まれると、深くよく眠れて熟睡感が戻ってきます。

その結果として、体内時計の同調がはかれると、いつもより頑張れる、ストレスに強い身体になります。健康で充実した毎日のためのたしかな支えとなるのです。

 

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