関節の刺激が眠りのスイッチングを導く

よい眠りにつくためには脳内のスイッチが切り替わることが必要です。脳内のスイッチが切り替わるとはどういうことなのか、入眠のためのコツと今日から実践できる効果的なエクササイズを紹介します。


気分転換のためには休息は必ずしもプラスにならない


睡眠に入るために最も重要なことは脳の緊張が取れることです。眠りは一種の気分転換です。しかし、疲れた脳は柔軟性を失い、なかなか気分転換ができなくなります。せっかくベッドにもぐりこんだのに日常気になっていることが繰り返し脳裏に浮かんできて、なかなか眠りに入れといったことが起こります。

休息がかならずしも気分転換をもたらすことにならないのはこのためです。気分転換ができるために脳の使い方にもちょっと注意を向けてみましょう。

わたしたちの脳は、ひとぞれぞれに一定の思考のスタイルを持っています。

わたしたちの頭の中に一定の思考回路があって日常生活に解決不可能な問題があるとその働きが一層活発になってしまいます。

寝床にはいって身体を落ち着け、外界からの刺激がなくなると、心のなかは自分の持っている思考回路の中をさまよい始め、静まるどころかむしろそのような活発になって、なかなか眠りに入れなくなってしまう傾向があるのです。

機能的MRI画像01


気分転換を図る脳の使い方


気分転換を図るためには、現在使っている脳の領域ではなく、現在使っていない脳の領域に注意を向ける必要があります。それはどこか、というとわたしたちの脳の領域の大半は、じつは使われていないのです。

使われていない領域のことは意識に上りません。それはたんに「無意識」とは違います。わたしたちの思考回路を枠づけているのも無意識だからです。つまり、無意識のなかに、思考回路を縛っている無意識と、思考回路と無関係な無意識があるのです。

大切なことは、わたしたちの志向を縛っている無意識を休眠させて、日ごろ使われていない脳の領域を活性化することなのです。

 


自律神経だけに注目していると見落とすこと


そのためにできる手ごろなエクササイズがあります。エクササイズといっても、それ自体が入眠法になっていますので、そのまま眠りに入れれば成功です。

過去の出来事で、晴れた日の楽しかったことを一つ思い出を選んでください。ピクニックに行ったり、海にいったり、旅先での出来事などで結構です。できるだけ日常の生活空間ではない場所の方を選びます。

入浴、歯磨きなどを済ませ、部屋を暗くしていつ寝てもよいようにしておきましょう。頭のなかで、選んだその日の出来事を思い出してください。まず具体的な場面を思い出しましょう。たとえば電車に乗った時のこと、お昼ごはんを食べた時のこと、歩いたり会話しているときのことでも結構です。

一つのことを思い出したら、そこに注意を集中してできるだけその場面のディテイル(細部)に注意を凝らしてみてください。まず頭に浮かんでくることに注意を集中してみましょう。たとえば駅の売店でこんな飲み物を買った、とか、売店の人がこんな人だったとか、こんな人とすれ違ったとか・・・。

思い出さないことを無理して思い出そうとする必要はありません。ただ覚えていることに注意を集中してみていただくだけで結構です。そうすると、そうすると日頃はほとんど忘れてしまっているようなことが次から次に芋づる式に思い出されてくるはずです。

わたしたちの脳のなかには、一瞬目の前をかすめたような、どうでもよいようなこともかなり詳細に記憶されています。そうやって頭に浮かんでくることを、吟味したり、確認したりすることなく、思う浮かんでくるままに注意を向けていてください。

眠ろうとか、眠らなければといったことは考えないで、ただ記憶のディテイルを脳裏に浮かんでくるままに呼び起こしていってください。そうしているだけで、ある時突然眠りに落ちてしまいます。


体性感覚野・体性運動野を刺激する


大脳02これとは別に関節や筋肉を刺激するという方法もあります。

マッサージを受けたり、ヨガのレッスンをしていて思わず寝てしまったという経験を持っている人も少なくないと思います。ここにも気分転嫁が働いています。

関節を動かしたり、筋肉に刺激をするとその刺激が大脳の体性感覚野というところを興奮させます。日常生活や仕事で使わないような身体の動きであれば、脳のなかで興奮の配置転換が起こります。日ごろ、緊張しているあなたの脳神経ループの興奮のスイッチを切ってくれるのです。

自分一人で身体を動かしているより、ヨガ教室のようなグループレッスンや整体院の施術のように、日常生活と異なる場面で他人とおこなう方がより気分転換が起こりやすくなるでしょう。

当院の脊髄神経反射やオステオパシーの施術は、緊張して働きの悪くなっている身体領域をリリースすることによって、心地よい刺激感と脱力感、爽快感をもたらし、ほっておいても眠気を押さえられないような心地よい状態になります。

 


より持続的でよい眠りをうるために


筋肉がゆるみ自律神経のバランスが整うことは、さらに質のよい持続的な睡眠をとるうえでも重要です。

睡眠中の歯軋りや寝返りなどの不随意運動、節々の痛みや不快感、尿意などの内臓感覚は中途覚醒をもたらし、眠りを妨げる大きな要因です。

身体の不調を取り除いた上で身体に生ずる深い眠気は、質のよい睡眠と内臓における細胞分裂を促し、心身の健康だけでなく、意欲や作業の能率、美容の観点からもよい効果をもたらします。

よい眠りこそ健康で活力に満ちた生活の基盤です。ぜひよい眠りのための施術を受けてみてくだい。

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