腸の調子を整えるために

 腸の調子を整える上で腰の筋肉の疲労を取り除くことはとても重要です。腰の緊張は自律神経系を通じて、直接腸の運動に影響をあたえ、緊張性の便秘や下痢、腹痛を起こします。腸の運動の不調は、腸内の新陳代謝や細胞の入れ替わり、腸内細菌の状態にも影響を与え、お通じの不調の下地を作ります。食べ物や食習慣に注意を払っても腰に生じている問題を改善しないと効果を上げることは難しいのです。この仕組みを理解して、総合的にお通じの改善が図れるようになりましょう。


腰の緊張は腸の働きを乱す


腰の緊張は腸の働きと直結します。腸はそもそも自律的に運動する性格を持った器官ですが、腰から分布する神経は、腸の働きに影響をあたえ、連載的な運動をさえぎる緊張部位を作り出します。 お通じの問題というと、もっぱら食事のことが注意が集まりがちですが、日常の生活動作で腰に生ずる緊張や疲労が自律神経を通じて腸の運動に大きな影響を与えているという点を忘れられがちです。 せっかく食事に気をつけても、腰を震源とする自律神経の影響を考慮しないと効果が失われてしまいます。 腰の緊張が腸にもたらす影響をしっかり理解して、適切な対策をとりましょう。 image_lumbago20


自律神経に配慮した関節調整のテクニック


そもそも人間の身体はかなりの重量を持っています。体重50kgとして上半身の重みは25~30kgに相当します。中腰の姿勢やデスクワークなどで背中を丸めた姿勢では、前傾した上半身の重みを支えるために腰椎の関節には150~200kg相当の内圧が生じます。 硬く固定された腰の関節では椎間板の圧迫や筋肉の緊張など、さまざまな問題が生じています。そのことが神経の働きに影響して腸の運動の妨げとなるのです。満員電車に揺られているとお腹が苦しくなって下してしまうとか、椅子に座っていて腰が重くなってくると同時にお腹が痛くなってくるといったのはこのようなケースです。 image_013 さらに仕事上の問題や人間関係の問題でストレスが生じてくると、自律神経全般に緊張が生じてきます。この時、問題を起こしている背骨の関節領域で顕著に神経の問題が生じてきます。本来自律的にゆったりと活動する消化管にとって、このような生活環境から生ずる軋轢は、すべて大きな負担となるのです。


重要な個別の関節の調整


このことは、実際に腰部の関節の緊張をしっかりを緩めてみるとよくわかります。

腰部には多数の筋肉が配置されて運動を制御しています。大きくは運動を作る表在の筋肉と関節のズレを防ぐ深部の筋肉に分けられます。 このなかで特に神経系の働きに影響が大きいのが深部の筋肉です。

深部の筋肉は一つ一つは小さな短い筋肉ですが、遅筋(チキン)と呼ばれる筋繊維を多く含み、血管が豊富に分布します。これは酸素の供給を受けながら持続的に活動する性質を持っているためです。通常の姿勢の制御で使われているのは主にこのような深部の筋肉なのです。

腰椎の深部筋の分布02

ヨガやストレッチ、さまざまなトレーニングは、硬くなった関節を個別にゆるめるためのものではありません。場合によっては、効果が上がらないばかりか、かえって不調を引き起こす原因になることがあります。硬くなった関節に過度な負担をかけることになるからです。

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